Facebookは、同社株式の保有構造をデュアルクラスシステムへと変更した。同社は現時点で明確なプランはないとしているものの、この動きは新規株式公開(IPO)に向けた可能性を示している。
新たな株式構造の仕組みは、次のようなものである。既存のFacebookの株主は、現在のところ「Class A」株式を保有している。これは、Class Aの10倍の議決権を有する「Class B」株式へと転換されることになる。万が一、Facebookの上場時に株式を売却する際は、この株式はClass Aに再転換されることになるが、保有し続ければ、Class Bのままである。
今回のニュースは、最初にThe Wall Street Journal(WSJ)によって報じられており、新たな株式構造の変更は、IPOで株式を売却しない限り、Facebookの創設者兼最高経営責任者(CEO)であるMark Zuckerberg氏の権力を強化するものになるといった詳細を伝えている。しかしながら、Zuckerberg氏および他の幹部は、最終的にはFacebookの上場を予定してはいるものの、依然として何ら具体的な計画はないとの発言を続けている。Zuckerberg氏は2年前、IPOは「何年も先の話である」と語っていた。
「今回加えられた株式構造への変更は、Facebookが上場を計画していることを示唆するシグナルになると誤って解釈されないように願う。現時点で、Facebookは上場を一切計画していない」と、Facebookの声明には記載されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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