iモードの有料コンテンツ情報料は、10月時点で月間228億円。呼び出し音を好きな音楽に変えられる「メロディーコール」は同6億5000万円となっている。メロディーコールについては売り上げが横ばいになっており、「基本契約登録をしている人は1000万人弱いるが、実際に音楽を設定しているのは3分の1に過ぎない。また、利用者属性は男性のほうが多く、着せ替えコンテンツや着メロは女性のほうが利用していることを考えると、もっと伸びる余地がある」として、てこ入れを図る方針だ。一例として2010年2月初旬には、設定した当月の楽曲使用料を無料にする「お試し楽曲」を導入する。
ユーザーに合った情報をリアルタイムに届ける「iコンシェル」の契約者数は11月に250万人を突破。契約時のiコンシェル加入率は半年で44%から63%に上昇した。男女比率は6対4で、30代までのユーザーが7割を占めるなど、ユーザー構成比はiモードとほぼ同じであるという。
iコンシェルのコンテンツ取得数は10月時点で604万、iコンシェルポータルのアクセス数は2820万PVといずれも増加傾向にある。
原田氏は事例として、中堅企業の占いサイトを紹介。iコンシェル加入者は有料入会すると通常のサイト機能に加えて1日3回、iコンシェルで占い情報を受信できるようにしたところ、試用無料期間から有料入会への乗り換え率がiコンシェル提供前と比べて2.25倍に伸びたという。「占いの利用が定着することで継続利用につながったのではないか」と分析した。
冬モデルからは、「オートGPS」という機能に対応し、ユーザーが許可した場合NTTドコモのサーバで5分おきにユーザーの位置情報を取得し、場所に合わせてコンテンツプロバイダの情報を配信する。終電情報や周囲の店舗情報、スケジュールに合わせた乗り換え情報などを提供し、ユーザーの生活をサポートするとしている。
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