モバイルコンテンツ配信のソケッツ、好調な業績を背景に上場来高値を再びうかがう展開

 モバイル向け検索サービスと、デコメ素材などのコンテンツ配信を手掛けるソケッツに、業績面からの注目度が高まってきた。

 ソケッツは7月24日に2010年3月期第1四半期決算を発表した。第1四半期の売上高は7億2000万円、経常利益は1億3000万円、最終利益は7500万円。今期から四半期決算開示を始めたため増益率などはないが、中間期計画と比較した経常利益の進ちょく率は71.8%に達しており、上ぶれが期待される内容となっている。これを受けて同社の株価も決算発表の翌営業日である7月27日、28日の午前場と続伸している。

 検索サービスはKDDIのauを中心に手掛けてきたが、この第1四半期にドコモ向けにコミック検索サービスを開始。これまではKDDI向けが中心だっただけに、今後はドコモ向けへの増加で規模拡大が期待される情勢となっている。一方のコンテンツ配信では女性向けデコメール素材サイト「デコガール」が主力。前期から取り組んでいるクッキング、占いといった、「デコガール」と同様の顧客層を狙うサイトが立ち上がってきている。

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