グーグルは11月19日、同社の検索サービスの利用促進を目的とした「さがそう」キャンペーンを開始した。ユーザーがGoogleで検索する際、その背景にはどのようなストーリーがあるのか。キャンペーンサイトではYouTubeの動画で検索にまつわる物語を紹介している。
12月2日にはYouTubeで誰でも自分の検索物語を作れるツール「検索ストーリーメーカー」を公開する。いくつかの検索ワードと検索の種類(ウェブ検索、地図検索)、音楽を選ぶだけで、自分だけの検索物語を作れる。
たとえば、グーグル執行役員マーケティング本部長の岩村水樹氏は次のようなストーリーを作った。この発表会の会場である「青山ダイヤモンドホール」についてウェブ検索で調べ、場所が表参道にあることを知った。続いて「表参道」で地図検索し、会場の場所を把握。次に「挨拶 文例」でウェブ検索し、発表会での挨拶原稿を作成した。さらに発表会終了後に予定している「渋谷 打ち上げ」を調べ、週末の3連休に向けて「温泉」というキーワードで予定を立てはじめる。
こうした一連の行動を検索ストーリーメーカーに入力していくだけで、そのキーワードが検索されている様子が音楽付きの動画で表示される。動画はタイトル、説明、カテゴリー、タグをつけてそのままYouTubeにアップロードできる。
グーグルは「Google『検索ストーリー』アワード 2010」(仮称)を開催する。12月2日から2010年1月18日までの期間、ユーザーから検索ストーリーを募集し、優秀作品はYouTubeのトップページで紹介される。テーマは「あなたの2010年のストーリー」「自由テーマ」の2つから選べる。
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