NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は11月19日、インターネット接続サービスOCNのログイン機能と基本サービスを、11月24日からそれぞれリニューアルすると発表した。
ログイン機能は、「シングルサインオン」を採用。これまで各サービスごとに発行されていたIDとパスワードが、1つのメールアドレスとパスワードでログインできるようになる。
対応するサービスは、OCNのトップページとメールサービス「OCNメール」、ブログサービス「ブログ人」のほか、会員サポートページ「マイページ」、決済サービス「OCN PayON」、オンラインストレージサービス「cocoaギガストレージ」となっている。なお、マイページとPayON、cocoaギガストレージは2009年度内に対応する予定だ。
今回のログイン機能は、NTTグループが2009年度中に展開する予定のOpen IDに準拠したサービス「NTTシングルサインオン(仮称)」に対応する予定で、今後はOCNのメールアドレスでNTTグループ各社のサービスを利用できるようになるという。
OCNのトップページは、ユーザーの使用頻度が高いサービスのアイコンを7つまで設置できるエリアを設ける。「本来であれば広告を設置したい場所だが、ユーザーの利便性を優先した」と、NTT Comネットビジネス事業本部 OCNサービス部 担当部長の工藤潤一氏は説明する。
OCNメールは、メールの保存容量を100Mバイトから1Gバイトに、保存期間を2カ月から無期限に変更する。また、「MailON」の機能を強化し、メール本文に書かれている住所と「goo地図」を連動させたり、日付とスケジュール機能を連動させたりできる。
ブログ人では、無料プラン「はじめの一歩」の保存容量を100Mバイトから1Gバイトに拡張するほか、アクセス解析機能を提供する。さらに12月には、ブログテンプレート「やってミーヨ」を新たに展開する。
このほか、cocoaギガストレージでは、「cocoaギガストレージ for OCN」「cocoaモバイルフォトレージ」の各サービスの保存容量を2Gバイトから10Gバイトへ拡充。料金は据え置き月額315円。
OCNのユーザー数は現在、770万人にのぼるという。
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