三洋電機は11月5日、充電池「eneloop」が累計出荷数1億個を達成したのを受け、記念モデルを発表した。8色カラーパック「HR-3UTGA-8TN」、バッテリチェッカー付き急速充電器セット「N-TGR02ALPS」、バッテリチェッカー付き充電式ニッケル水素電池「HR-3UTGA-2LP」を発売する。
三洋電機アドバンストデザインセンター所長の清水正人氏は「eneloopは2005年の発売から4年間で累計出荷台数1億個を達成しました。充電池の市場シェア1位をキープし、充電池市場そのものを牽引してきました。現在、eneloopのユーザー認知度は77.3%、国内普及率は25.2%に上っています。今回の新商品では、『こんなeneloopが欲しかった』というユーザーの声に応えたものを商品化できたと思っています」と話した。
HR-3UTGA-8TNは、パープル、ピンク、オレンジ、イエロー、ライトグリーン、グリーン、ライトブルー、ブルーの8色の電池をパッケージ化したもの。「eneloop tones(エネループトーンズ)」という愛称で、限定10万パック発売する。単3形のeneloopには、繰り返し使用回数約1500回の新型タイプを採用。出荷時の充電には、太陽エネルギーを活用している。発売は12月1日。価格はオープンだが、店頭想定価格は2500円前後となる。
バッテリチェッカー付き商品は、バッテリチェッカーと単3形eneloop2本、急速充電器をセットにした「N-TGR02ALPS」と、バッテリチェッカー、単3形eneloop2本をセットにした「HR-3UTGA-2LP」の2種類をラインアップ。
バッテリチェッカーは、eneloopのマスコットキャラクター「eneloopy(エネルーピー)」をモチーフにデザインした犬型タイプ。eneloopyのバッテリチェッカーは、今までキャンペーンの景品などで提供していたが、製品化を望む声が多かったという。
バッテリチェッカーのほか、単4形用のスペーサーとなるえさ箱と電池取り出し棒となる骨パーツがセットアップされており、鼻のLED発光色により、電池残量を4段階で確認できる。
発売は11月14日。価格はオープンだが、店頭想定価格は急速充電器までをセットにしたN-TGR02ALPSが3000円前後、HR-3UTGA-2LPが2000円前後となる。
三洋電機では、10月に電池事業の一部を富士通の子会社であるFDKに譲渡するとの発表をしているが、eneloopに関しては、製造を委託し製品化を継続する。
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