ネットワーク機器メーカーのCisco Systemsは米国時間11月4日、2010会計年度第1四半期(2009年8-10月期)の決算を発表した。予想を上回る堅調で継続的な成長が示され、景気悪化は底を打ったのではないかという期待を与えるものだった。
10月24日締めである同社第1四半期の利益と売上高は、前年同期より減少したものの、前四半期よりは増加した。
Ciscoの同四半期の利益は、18億ドル(1株当たり36セント)で、前年同期の22億ドル(1株当たり42セント)から減少。売上高は90億ドルで、こちらも前年同期の103億ドルから減少となった。
Thomson Reutersによると、アナリストらの予測は、売上高87億5000万ドル、利益は1株当たり31セントだったという。
Ciscoの売上高と利益は前年同期比減となったが、前四半期よりは増加した。Ciscoの前四半期の利益は11億ドル(1株当たり19セント)で、売上高は85億ドルだった。
Ciscoの最高経営責任者(CEO)であるJohn Chambers氏は同社の堅調で継続的な成長について、景気の回復を示唆するよい兆しであると述べた。
同氏は声明で、「明らかに景気の底であるとみなしていた第4四半期から持ち直した第1四半期のわれわれの業績は、通常の景気時の予測を満たすか、それを上回るレベルの堅調で継続的な成長傾向を示し続けた」と述べた。「景気回復の兆しに、われわれの成長戦略の堅実な実施が組み合わさって、ネットワークの中核へとさらなる価値を集約する、未曽有の機会が構築されていると考えている」(Chambers氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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