「GAMEは、元気です。」東京ゲームショウとドラクエ9

　「GAMEは、元気です。」をテーマに掲げた「東京ゲームショウ2009」が9月24日〜27日に幕張メッセで開催された。18の国と地域から参加するという”世界最大のコンピュータエンターテインメントショウ”には18万5千人が来場し、最新のゲームを満喫したようだ。

　この東京ゲームショウに関しては、先日、ブログやBBSなどに代表されるCGM(Consumer Generated Media)ではどのような反応があったのかを弊社CGM分析サービスの「BuzzMetrics」で分析し、ニュースリリースとして公開している。（詳細はこちら）

　ここでは、インターネット視聴率のデータを用いて、「東京ゲームショウ2009」公式サイトの利用者数を見てみる。

　9月は12万人が公式サイトを利用しており、前月比で983%もの伸びを見せた。また、利用者の59％が男性であった。

　ゲームが次々と発売されるなか、ゲームソフトによっては攻略法を解説した「攻略サイト」が数多くの利用者を集めることがある。最近では「ドラゴンクエストIX 星空の守り人（以下、ドラクエ9）」の攻略サイトが高い人気となっている。

　ドラクエ9は、有名RPG「ドラゴンクエスト」のシリーズ最新作として2009年7月11日に発売され、約2ヶ月後の9月24日には出荷本数が400万本を突破した。今作ではプラットフォームをニンテンドーDSに移し、ニンテンドーDSならではの”すれちがい通信機能”を利用するなど、今までの作品には無かった遊び方も提供されている。

　ドラクエ9の公式サイトと主な攻略サイトの利用者数推移は以下のようになっている。

　ドラクエ9の公式サイトは発売した7月の利用者が87万人と最も多く、それ以外の攻略サイトにおいては発売翌月の8月に多くの利用者を集めていた。なかでも、「ドラクエ9極限攻略データベース」は公式サイトを上回る利用者数を獲得しており、ピークの8月には174万人が訪れていた。

　また、公式サイトと攻略サイトにおける一人あたりの利用状況を見てみると、攻略サイトの方がより訪問回数が多く、利用時間が長いことがわかる。攻略サイトは公式サイトにはない細かな情報を提供しており、攻略の都度、参照されるためだろう。