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ミクシィやリプレックスと組む日本郵便の狙い--ウェブとアナログの連携、「しっくりきた」 - (page 2)

岩本有平(編集部)2009年11月02日 11時33分
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 2009年の年賀関連の仕事が落ち着き、来年に向けて何をすべきか考えていた頃のことです。先ほど話したように、ウェブとアナログの連携で予想以上の成功を感じました。しかし、mixiで提供するということは、会員の中に閉じたサービスになります。我々が提供する郵便年賀.jpはあらゆる世代に向けたサイトですから、もっと広い層と何かできないかと考えていた時、直野さん(リプレックス代表取締役の直野典彦氏)にご連絡を頂きました。

 当時、ミクシィ年賀状の反響からさまざまな事業者さんからご提案を頂いていました。その中で、私の頭の中にあった考えと、直野さんの「ウェブ上のソーシャルグラフを相互融通してつなげていく」という考えがカチッとはまり、すぐに話を進めました。

 売上については、あくまで社内的な数字ですが300万枚くらいいけるだろうと思っています。

--今後、通年提供できるようなサービスは考えていますか?

 「年賀状を書く」という行為は行事としての動機付けがあります。しかし、それ以外の行事であっても物をもらう、物を送るということにはうれしいですよね。もちろん年賀がもっとも大きい山になりますが、さまざまな行事ではがきをやりとりする際、それをウェブからサポートするサービスとして、ウェブポを通年で続けられればと考えています。

 今は年賀に追われているところがありますので、具体的なことはこれが落ち着いてからリプレックスさんとお話することになります。

--2008年はミクシィ、2009年はリプレックスと連携してウェブサービスを展開してきました。今後、どういったウェブ戦略をとっていくのですか?

 何度も言っている「しっくりきた」とはあくまで送る側の話です。まだ具体的な話ではありませんが、今後は受け取る側にもおもしろい仕掛けができないかと考えています。たとえばの話ですが、ウェブ上で郵便を確認して、「この郵便はすぐに会社に送ってもらう、この郵便は家でじっくり見る」といったことができてもいいと思います。

 我々も(年賀はがきのオンライン販売を開始する以前の)2年前までアナログに固執していたところがあります。しかしウェブと絡めばもっと新しい形ができるのではないかと考えています。

--以前、CNET Japanのインタビューで「ネットへの進出は年賀状の売上に対する危機感もあったのでは」と伺ったことがあります。実際のところ、年賀状の売上はどう推移しましたか?

 2009年用年賀はがきの売上については前年比98%となっており、下げ止まっていると言えます。ただ、個人的な肌感覚としては、個人向けの売上については現状維持か、もしくは増えているのではないかと感じています。

 というのもこのようなネットを介した取り組みやディズニーと取り組んだ「ディズニーキャラクター年賀」の反響もあり、郵便年賀.jpの正式公開までにオンラインでの予約枚数は200万枚に達しました。昨年のインターネットでの販売実績が240万枚なので、すでにそれに近い数字まで達しています。

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