ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「mixi」を運営するミクシィは、10月29日より郵便事業(日本郵便)と連携した年賀状郵送サービス「ミクシィ年賀状+(プラス)」の提供を開始する。
ミクシィでは2008年10月から2009年1月にかけ、mixi内の友人である「マイミクシィ(マイミク)」の住所や本名、メールアドレスを知らなくても年賀状を郵送できるサービス「mixi年賀状」を提供していた。今回、これに機能を追加し、名称もミクシィ年賀状+と改めてサービスを提供する。
ミクシィ年賀状+では、mixiのモバイル向けサービス「mixiモバイル」に対応。携帯電話からも年賀状を作成できるようになった。キャリア課金を利用することで、クレジットカードを持たないユーザーでも利用できる。
サービス提供期間は10月29日〜2010年1月中旬の予定。2009年12月15日までに受け取りが確定した年賀状は、2009年12月25日までに投函される。年賀状の作成、発注は2010年1月5日まで可能。
年賀状の価格は、通常のテンプレートを使ったものが1通98円。これに加えて130円と180円のプレミアムテンプレートが用意される。また、企業広告の入ったスポンサードテンプレートは1通48円。さらに、1ユーザーあたりマイミク5人まで限定で、無料で利用できるテンプレートも用意する。スポンサードテンプレートについてはスポンサーが決まり次第、提供数を随時追加していく予定。サービス開始時点でのテンプレートの数は100種類程度だが、最終的には合計300種類以上まで追加するという。
mixi年賀状の作成、郵送方法は以下のとおり。
ミクシィによると、前回のmixi年賀状では70万枚の申し込みがあったという。今回、キャリア課金にも対応したモバイル向けサービスや、0円で提供するスポンサードテンプレートも提供することから、ミクシィ代表取締役社長の笠原健治氏は「PCとモバイルを合わせて去年の2〜3倍はいくのでは」と期待を語る。また来年以降も年賀状サービスを続けていきたいと語ったほか、日記やあしあと、アプリと連携した年賀状サービスの可能性についても示唆した。
10月28日に都内で開催された発表会には、今回テンプレートを提供したタレントの藤本美貴さんも登壇。「住所が分からなくても(年賀状を)送れるのはすごい。引っ越して住所がわからない人、なかなか連絡を取れなくなった人にも送りやすい」とコメントしていた。
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