たとえそうなるとしても、それは何年か先のことだ。ともかくPS2は既に9年の節目を迎え、10周年も視野にとらえている。PS2を所有する膨大な数の人々のうち数名から話を聞けば、このことにも納得がいく。
ワシントン州ポートオーチャードのウェブデベロッパーGarth Hensonさんは次のように語る。「PS2を気に入っているのにはいくつか理由がある。1つは、自分の趣味にぴったり合ったゲームが、どれも20ドル以下で多数用意されていることだ。そこまでやってくれる現世代のコンソールはまだ持っていない。PS2は、ゲームタイトルの面でもゲームプレイの面でも非常に充実したシステムであり、手放すことは考えにくい。ゲームについては何でもそうだが、1つのシステムに本当に入れ込んでいる人にとっては、現在のデベロッパーとパブリッシャーが少しでもそのシステムに意識を向けているように見える間は、離れることは非常に難しい」
PS2で1つのゲームをプレイするのが楽しいというのが主な理由で、PS2から離れない人もいる。多くの人が、自分がPS2で「Dance Dance Revolution」や「Grand Theft Auto: San Andreas」のようなタイトルをプレイすることにどれほどの時間を費やしたかを引き合いに出すだろう。しかし、熱烈な愛好者たちをソニーの旧世代コンソールに繰り返し戻らせているのはおそらく、「塊魂」シリーズだろう。
映画「バッド・チューニング」と「ウェイキング・ライフ」で主役を演じたことで知られている俳優Wiley Wigginsさんは言う。「わたしはいまだにPS2で『みんな大好き塊魂』をプレイしている。PS3(専用)の一握りのゲームはどれもまだ、新しいコンソールを買うために数百ドル出そうという気になるようなものではない。Blu-rayもわたしにとってはまだ魅力が十分ではない」
また、プリンストン大学建築学専攻博士課程の学生Enrique RamirezさんもPS2ファンだ。「コンソールを乗り換える理由があるとしたら、『Rock Band』をプレイすることだけだろう。でも、わたしのアパートには既にギターが4本あるので、要するに、このPS2と付き合い続けることになる」(Ramirezさん)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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