Microsoftが米国で学生向けに割引価格で提供している「Windows 7」アップグレードは、それに申し込んだ一部の学生にとって、厄介な宿題となった。
Microsoftは学生を対象に、Windows 7のダウンロード可能なアップグレードバージョンを29ドルで購入できるオプションを提供している。これは、新OSのフルパッケージバージョンと比べると、大幅な値引きである。しかし、相当数の学生がこの新バージョンのWindowsをダウンロードし、インストールしようとしたときに問題が発生したと報告している。
Microsoftがブログ投稿で述べたところによると、同社はユーザーが直面しているいくつかの問題を認識しているという。最も多くのユーザーに影響を及ぼしているのは、32ビットバージョンの「Windows Vista」から64ビットバージョンのWindows 7への移行が困難だという問題だ。それには、クリーンインストールが必要になる。
この移行問題に直面しているユーザーは、払い戻しを受けるか、デジタルダウンロードを管理している企業であるDigital Riverに連絡して、同OSを含むディスクの入手を試みることができる。
その問題に加え、Microsoftはユーザーが遭遇しているほかの2つの問題も調査中であると述べている。一部のユーザーの間では、ダウンロード作業が一定の割合に達した段階で停止し、それ以降、継続も再開もできないという問題が発生している。
「これは、ユーザーのインターネットプロバイダーや、インストールされているサードパーティー製ソフトウェアと関連していることが多い単発的な問題のようだ」とMicrosoftは述べた。
そのほかのケースでは、ユーザーの画面に「不明なエラーが発生しました」というメッセージが表示される。「影響を受けているユーザーはそれほど多くないが、この問題はダウンロードされたファイルの1つが不完全だったり、ユーザーのコンピュータ上で壊れたりしたことが原因で発生するようだ」(Microsoft)
Microsoftによれば、この問題が発生した場合、同OSを再度ダウンロードすればよいという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。 原文へ
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