MMD研究所は10月20日、大手モバイルSNSサイトのモバゲータウン、GREE、mixiにおけるユーザーの重複を調査した結果を発表した。
この調査は、同社が8月に実施した「第3回携帯ゲームに関する利用動向調査」の有効回答2010サンプルから、上記3サイトのいずれかのサイトを利用していると回答したユーザーのデータを再分析し、それぞれの利用ユーザーがどの程度重複しているかを調べたもの。
まず、モバゲータウン、GREE、mixiの登録比率をみると、男性では10代、および30代以上の層でGREEとモバゲータウンの利用比率が高かった。20代ではモバゲータウンとmixiの利用比率が高い。女性では、10代がGREEとモバゲータウン、20代は3つとも同程度、30代以上はGREEの利用比率が高かった。3サイトすべてを利用しているユーザーは全体で約1割おり、20代男性では2割近くにのぼった。
また、各サイトの利用者がほかの2サイトを利用しているかどうかを調べたところ、GREEの利用ユーザーはいずれの年代、性別でもモバゲータウンを併用する人が多い傾向にあった。一方、モバゲータウンのユーザーは男女ともに10代、30代でGREEとの併用者が多かった。mixiについては、30代以上の男性ユーザーの80%がGREEを、60%がモバゲータウンを併用していた。
MMD研究所では、モバゲータウンとGREEの2サイトは、そのコンセプトやプロモーション内容などの影響もあり、無料ゲームサイトとしての認知度が高いため、特にモバイルゲームユーザーを中心に比較的高い比率で利用ユーザーが重複していると推測している。
年代的には、男性では10代ユーザーよりも20代、30代のユーザーのほうが、アクティブに複数のサイトを利用していたとのことだ。
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