CRI・ミドルウェアが実施した「iPhone/iPod touchアプリ開発についての調査報告書」の結果から、ゲーム開発者の3割がiPhone 3G/iPod touchを所有しており、9割以上がiPhone 3G/iPod touchに興味を持っていることがわかった。
調査は、家庭用ゲームおよび業務用ゲームを中心としたゲーム開発者を対象に、2月20日から3月11日までの間、同社サイト上で実施した。有効回答数は102名。
調査結果からは、半数以上が何らかのアプリを試したことがあり、そのうち7割以上は有料アプリを試していたことも分かった。iPhone 3G/iPod touch以外で興味があるスマートフォンは、AndroidとWindows Mobileで大きく分かれた。
アプリ開発への興味については、84%の開発者がすでに開発経験がある、もしくは開発に興味をもっていた。また、企業としても、全体の34%が開発に着手済みで、38%が将来的に開発する予定とのこと。
iPhone 3G/iPod touchのアプリ開発を担当部門については「家庭用ゲーム機向けゲーム開発部門」と答えた人が32%、「携帯電話向けアプリ開発部門」が26%、「携帯ゲーム機向けゲーム開発部門」が20%となった。開発工数は「2〜3人月」を選んだ人が6割となっている。なお、アプリの重要市場としては日本と北米が挙げられており、開発するアプリの価格設定は450円以上とした人が64%を占めた。
アプリ開発で最も興味のあるセンサーは「マルチタッチ」(59%)。ゲーム開発者の8割はアプリの容量を抑えたいと考えており、データの中で占める割合が大きいのは「グラフィック」(45%)、「サウンド」(31%)となっている。
開発したいアプリのジャンルについて聞いたところ、ゲーム系ではパズルやアクション、音楽系などの回答が多かった。ゲーム以外は多岐にわたり、ユーティリティや仕事効率化などの便利ツールも注目されている。アプリ開発において魅力的に感じる点については、世界中に手軽に販売できること、携帯機であること、マルチタッチや加速度センサーなどiPhoneならではの機能があることに注目が集まっている。一方、販売予測やマーケティング、プロモーションなど、新しい形態での販売方法が難しいと感じている人も多かった。
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