「Visual Studio 2010」の第2ベータ公開、最終版は2010年3月に発売へ

文:Ina Fried(CNET News) 翻訳校正:佐藤卓、高橋朋子2009年10月20日 13時27分

 Microsoftは米国時間10月19日、開発者向けツール「Visual Studio 2010」および「.Net Framework 4.0」の第2ベータ版の公開を発表した。「MSDN」会員には即日提供開始となり、一般提供は10月21日からとなる。最終版のリリースは、両製品とも2010年3月22日の予定だという。

 「Visual Studio 2010の開発もいよいよ大詰めに入った。おそらく何年ぶりという大きな規模のリリースになる」と、Microsoftの開発者部門担当シニアディレクターDave Mendlen氏は述べている。

 Visual Studio 2010は「TiVo」のような記録機能を備えており、このほど「IntelliTrace」と名付けられた。

 「これは当社版のタイムマシンだ。非常に満足している」とMendlen氏は述べている。

 Visual Studio 2010はそのほか、「Windows 7」および「Windows Azure」のサポートや、Microsoftの「SharePoint」製品を用いて開発を行うためのツールなどの新機能を備える。

 また、同社はVisual Studio 2010から販売するエディションの数を減らし、ライセンスオプションを7種類から3種類にするという。同社のバイスプレジデントS. Somasegar氏は電話での取材に対し、この措置は顧客からの要望によるものだと語った。

 Somasegar氏によれば、「改善できる点の1つは、製品エディションをよりシンプルにすることだ」との意見が寄せられたという。

 新しい計画では、これまでいくつもあったVisual Studioのエディションを「Professional」「Premium」「Ultimate」の3つに絞るという。また、販促キャンペーン「Ultimate Offer」では、多くの現行版購入者を対象に、Visual Studio 2010で1つ上に相当するエディションに移行し、さらにWindows Azureを1カ月に750時間利用する権利を提供する。なお、2010年中には提供するAzureの利用時間を変更し、Visual Studioのエディション別に複数に分ける計画だ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画広告

企画広告一覧

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]