Microsoftは米国時間10月19日、開発者向けツール「Visual Studio 2010」および「.Net Framework 4.0」の第2ベータ版の公開を発表した。「MSDN」会員には即日提供開始となり、一般提供は10月21日からとなる。最終版のリリースは、両製品とも2010年3月22日の予定だという。
「Visual Studio 2010の開発もいよいよ大詰めに入った。おそらく何年ぶりという大きな規模のリリースになる」と、Microsoftの開発者部門担当シニアディレクターDave Mendlen氏は述べている。
Visual Studio 2010は「TiVo」のような記録機能を備えており、このほど「IntelliTrace」と名付けられた。
「これは当社版のタイムマシンだ。非常に満足している」とMendlen氏は述べている。
Visual Studio 2010はそのほか、「Windows 7」および「Windows Azure」のサポートや、Microsoftの「SharePoint」製品を用いて開発を行うためのツールなどの新機能を備える。
また、同社はVisual Studio 2010から販売するエディションの数を減らし、ライセンスオプションを7種類から3種類にするという。同社のバイスプレジデントS. Somasegar氏は電話での取材に対し、この措置は顧客からの要望によるものだと語った。
Somasegar氏によれば、「改善できる点の1つは、製品エディションをよりシンプルにすることだ」との意見が寄せられたという。
新しい計画では、これまでいくつもあったVisual Studioのエディションを「Professional」「Premium」「Ultimate」の3つに絞るという。また、販促キャンペーン「Ultimate Offer」では、多くの現行版購入者を対象に、Visual Studio 2010で1つ上に相当するエディションに移行し、さらにWindows Azureを1カ月に750時間利用する権利を提供する。なお、2010年中には提供するAzureの利用時間を変更し、Visual Studioのエディション別に複数に分ける計画だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?