Adobe Systemsは米国時間10月9日、「iPhone」ユーザー向けに新たな「Photoshop」ブランドのアプリケーションをリリースした。iPhoneや「Photoshop.com」のオンラインライブラリに保存されている写真の編集が可能になる。
同アプリケーションは無料で提供され、画像の切り抜き、回転、色合いの調整、撮影写真のルックアンドフィールを一瞬で変更できるシンプルなワンタッチフィルタエフェクトなどのツールが用意されている。たとえ失敗したとしても、あるいは元の画像に戻したいと思った時でも、わずか数回のタップで操作の取り消しややり直しができる機能もある。
写真の編集が終了すると、すぐにiPhoneに保存したり、Photoshop.comの自分のアカウントへアップロードしたりが可能である。また、写真を撮ってから、そのままアップロードできる写真撮影ツールとしても活用できるようになっている。
(Adobeから提供されているという以外にも)際立った特徴としては、あらゆる編集作業が少ないジェスチャーで完了する点が挙げられる。明度や輝度の調整などは、ダイヤルまたはスライダーを使うのではなく、ただ指先でスクリーンを操作するだけで行える。フィルタに関しても同様で、スクリーンが占有されることなく、ドロップダウンメニューを使用したりせずにスクリーン上の端から端へさっと払うだけで設定できる。これまでに筆者が見たモバイル写真編集アプリケーションの中でも、非常に直観的な操作方法を採用しており、一度その利用法を習得すれば実に精度の高い操作ができそうである。
同アプリケーションは現在(米国内で)無料提供が開始されており、Adobeの無料のPhotoshop.comサービスには2Gバイトの容量制限があるものの、ストレージの年間利用料金を支払い、容量を増やすことができる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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