Googleは、家庭用エネルギーツール市場に種をまく同社の戦略の一環として、ウェブアプリケーション「Google PowerMeter」に家庭用電力消費監視装置を接続した。
Googleは米国時間10月5日、PowerMeterが「TED 5000」と連携することになったと発表した。TED 5000は、家庭の電力消費をリアルタイムで読み出して小さな画面に表示するモニター装置だ。エネルギー利用の削減を考える利用者に詳細な情報を提供する監視装置はたくさんあり、TED(「The Energy Detective」の頭字語)はその1つだ。
ユーザーはPowerMeterをTED 5000と組み合わせることで、ウェブブラウザから、あるいは「iGoogle」を実行するスマートフォンを使って、リアルタイムの電気消費や週ごとの傾向といった詳細な情報を閲覧できる。
Googleはこれまで、月に1度だけではなく定期的に利用情報を通信するスマートメーターを設置している公益企業と提携してきた。今後は、自宅にスマートメーターが設置されていない個人でも、PowerMeterを利用できるようになる。
Googleは、PowerMeterとつながる装置の数を拡大することを目指している。同社はまた、単純な電力消費監視を超える分野にも手を広げたいと考えている。Google.orgの気候変動およびエネルギーイニシアチブ担当ディレクターを務めるDan Reicher氏は2009年5月、PowerMeterで計画している将来の機能には、電化製品を管理して、オフピーク時のより安価な電気料金や需要反応のプログラムを利用できるようにするものも含まれると述べていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果