Adobe Systemsは米国時間10月4日から7日まで、デザイナー、デベロッパー向けカンファレンスである「Adobe MAX 2009」を、米国カリフォルニア州ロサンゼルスのLos Angeles Convention Centerで開催中だ。4日はプレカンファレンスデーとなっており、5日午前9時半よりNokia Theatreにおいて行われる、CEOのShantanu Narayen氏やCTOのKevin Lynch氏らによる基調講演をもって、本格的にカンファレンスの幕が切って落とされる。
今年のMAXのテーマは「CONNECT. DISCOVER. INSPIRE.(つながる。見つける。刺激される。)」だという。Flash Platformについては、あらゆるクライアント環境にFlashランタイムを拡大していく「Open Screen Project」の最新の進捗動向についての報告があるだろう。
また、今回のMAXでは「ソーシャルコンピューティング」「クラウドコンピューティング」とアドビのRIA技術との新たな関係を促す発表があるとの予想もある。フロントに強く依存するFlash Platformだけでなく、バックエンドや開発ライフサイクルの効率化、RIAアプリケーションのサーバサイドハブとしての役目を担う「Flex」「ColdFusion」「LiveCycle」といった各製品群にも新たな動きがありそうだ。
加えて、アドビが近年買収なども含めて拡充を図っている「SaaS」の分野についても、「Scene7」「Adobe Flash Platform Services」「Acrobat.com」などに続く、新たなサービスが披露されるのではないかとうわさされている。
なお、10月6日には、「introduction to the Spark Project and FLARToolkit」と題された、Adobe MAXでは初の、日本人によるセッションが予定されている。このセッションの様子と聴講者たちの反応なども、取材を通じてお伝えしていきたい。
CNET Japan、ZDNet Japan、builderでは、今回の「Adobe MAX 2009」については、基調講演やセッション取材をもとにした国内記事と、期間中に発表される最新動向に関する翻訳記事を会期終了まで掲載していく予定だ。
なお、今回のMAX 2009では、「Twitter」上でこのイベントに関することをつぶやく際に「#adobeMAX」なるハッシュタグを付加して行うことを会場で推奨している。Twitterユーザーであれば、検索窓からこのハッシュタグを打ちこむことで、よりリアルタイムな会場のナマ様子を知ることができるのではないだろうか。
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