シャープは9月29日、液晶テレビ「AQUOS」シリーズにおいて、バックライトにLEDを採用した「LED AQUOS」LXシリーズをラインアップした。新開発のUV2 A液晶パネルと合わせ、次世代AQUOS画質を実現しているという。11月10日から順次発売される。価格はオープンだ。
代表取締役兼副社長執行役員の松本雅史氏は「AQUOSは業界初の地上デジタルモデル、フルHDモデル、2008年にはBlu-ray Disc内蔵モデルなどを発売してきた。発売10年目を迎えるにあたり、AQUOSは大きく変わる。相性の良い次世代液晶パネルUV2 AとLEDバックライトを採用したLED AQUOSの発売を機に、今後はすべての液晶テレビのバックライトをLEDへ切り替えていく」とLEDの全面導入を明らかにした。
LED AQUOS LXシリーズは、40V型、46V型、52V型、60V型の4サイズ展開。9月16日に開発発表された新パネルUV2 Aを採用したほか、バックライトに白色LEDを内蔵している。UV2 Aパネルと高精度の発光制御ができるLEDバックライトを組み合わせることで、200万対1という高コントラスト化と、現行機「GX」シリーズに比べ約30%以上の削減となる低消費電力化を実現したという。
画像処理回路「AQUOS高画質マスターエンジン」も新規に搭載。動きのある映像をクリアに見せる「Wクリア倍速」とLEDバックライトのオン、オフで残像感を低減する「スキャン倍速」を組み合わせることで、高画質再生をサポートする。
本体には、センサー技術やコンテンツ解析技術を用いた画質・音質調整機能も内蔵。合わせて、色温度やコントラストの異なる画像を表示し、好みの画質を選んでいくことでAQUOS側がユーザー好みの画質を把握し、調整する「好(こう)画質センサー」を搭載。一度調整した画質は保存され、常にユーザー専用に調整された高画質が視聴できるとのことだ。
スピーカー部には、6つのスピーカーをテレビの左右と下部に配置した「ARSS」2.1ch3ウェイ6スピーカーシステムを備え、ウーファーユニットを2つ配置した「Duo Bass」と合わせ、クリアな再生音を実現する。
全機種1920×1080ドットのフルHDパネルを採用。地上、BS、110度CSデジタルチューナーと地上アナログチューナーを内蔵している。
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