ヒューレット・パッカード、2010年に向けて強気な見通しを表明

文:Sam Diaz(ZDNet.com) 翻訳校正:編集部2009年09月28日 11時33分

 Hewlett-Packard(HP)は、2010年に関して、強気な見通しを抱いている。

 最高経営責任者(CEO)のMark Hurd氏は米国時間9月24日、アナリストとの会議で、IT業界は2010年には再び成長に転じると予測していると述べ、さらに、HPは市場を上回るペースで成長するとまで話した。

 「幅広い製品およびサービスのラインアップとグローバルな規模を持つHPは、他社との競争において明らかに有利な立場にいる」とHurd氏は声明で述べた。「結果として、われわれは顧客に価値を提供すると同時に、自社の事業を成長させ、収益を拡大する大きな機会があると見ている」(Hurd氏)

 HPは2010会計年度の見通しについて、売上高が前年比3〜4%増の1170億〜1180億ドルになると予測した。GAAPベースの1株当たり利益は前年比17〜20%増の3.60〜3.70ドル、非GAAPベースだと同10〜13%増の4.20〜4.30ドルになる見通しだ。部門ごとの業績予測は以下の通りである。

HP見通し
提供:Hewlett-Packard

 HPによると、同社は成長に向けた投資を続ける一方で、コスト構造をスリム化することによって、利幅を拡大する計画だという。

HP見通し
提供:Hewlett-Packard

 Hurd氏はアナリストとの質疑応答の中で、以前は同社のドル箱と考えられていたプリンティング部門の見通しについても言及した。HPは、プリンティング分野が今後大幅に成長すると見ており、幹部陣はサプライ品よりもハードウェアの方が大きな収益源になると述べた。Hurd氏は、プリンティング分野の「大幅な、もう一度言うが大幅な成長」を予測しており、市場シェアの獲得に積極的に取り組んでいくと述べた。

 「市場がそこにあるのなら、われわれはそこへ行って、市場を獲得する」とHurd氏は述べた。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。 原文へ

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