「BlackBerry」を製造するResearch In Motion(RIM)は現地時間9月24日、2010会計年度第2四半期(2009年8月29日締め)の業績を発表した。利益は予測を下回ったが、同社は人気のBlackBerryの販売が好調だとしている。
第2四半期は前年同期比で利益が4%減少したが、同社によると、訴訟で和解のためにかかった費用が大きく影響したという。
この第2四半期、同社の利益は4億7560万ドル(1株あたり83セント)で、前年同期の4億9550万ドル(1株あたり86セント)から減少した。
売り上げは35億3000万ドルで、前年同期の25億8000万ドルから37%増加した。
Thomson Reutersによるとアナリスト予測は、売り上げが36億2000万ドル、1株あたりの利益が1ドルというものだった。
販売が好調で売り上げは増加したものの、RIMの報告によると出荷台数はアナリスト予測をわずかながら下回った。同社によると、第2四半期のBlackBerry出荷台数は約830万台で、380万件の新規契約があった。アナリスト予測は、出荷台数が850万台から860万台で、400万件の新規契約というものだった。
とはいえ、RIMにとっていちばん痛かったのは、特許権をめぐるVistoとの訴訟で和解にかかった費用の1億1280万ドルだった。もしこの負担がなければ、第2四半期の利益は5億8840万ドル(1株あたり1.03ドル)になったとRIMは述べている。
第3四半期(11月28日締め)について、RIMは36億ドルから38億5000万ドルの売り上げを見込んでおり、1株あたりの利益が1ドルから1.08ドル付近になると予測している。
アナリストの間では、RIMのタッチスクリーン式「BlackBerry Storm」の新機種が2009年中にVerizon Wirelessのネットワークに投入されると見られている。Stormの新機種はAppleの「iPhone」と直接、競合すると考えられるが、ホリデーシーズンを控え、タッチスクリーン携帯電話での競争相手はAppleだけではない。「Palm Pre」もあるし、HTCとMotorolaからも「Google Android」を搭載した機種が登場する。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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