社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)は9月24日、8月の民生用電子機器国内出荷実績を発表した。出荷金額は前年比11.2%増の2202億円となり、11カ月ぶりに前年を上回った。
分野別では、映像機器の国内出荷金額が前年比18.2%増の1654億円と3カ月連続でプラスとなり、2008年7月以来の2桁伸長になっている。
カラーテレビ全体の出荷台数は前年比51.0%増の102万8000台と大幅に伸びた。特に薄型テレビの伸びが、前年比54.0%増と大きい。サイズ別では30〜36型が前年比64.9%増の35万8000台、37型以上が同53.7%増の36万7000台となった。
DVDビデオは、前年比21.6%減の22万9000台となり、17カ月連続で前年割れとなった。内訳は、DVD録再機が10万3000台、DVD再生機が12万6000台。一方で、Blu-ray Discレコーダー/プレーヤーは前年比69.9%増の18万4000台と引き続き好調に推移している。
ビデオカメラは前年比20.8%増の16万3000台とプラスに転じた。記録メディア別では、カード記録型などが3倍超の伸びとなり、全体の6割以上を占めている。
カーナビゲーションシステムは、前年比10.7%増の30万9000台となり、3カ月連続のプラスとなった。内訳はCD/DVD-ROMタイプが8.5%、HDDタイプが48.8%、フラッシュメモリタイプなどが42.7%であった。ETC車載ユニットは228.0%増の87万台と、引き続き大幅に伸びている。
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