守安氏:ユーザーの属性がそもそも違うので、流行するアプリが変わってくるでしょう。そういう意味では、デベロッパーさんにモバゲーのユーザーに適したアプリを作ってもらえるように、モバゲーのソーシャルゲームに最適化されたAPIを提供していけるかが鍵になります。
そのAPIはちょうどいま煮詰まってきているところです。
守安氏:そうですね。ゲームからユーザーに入ってもらって、その後コミュニケーションの要素をうまく入れ込めば、どんどん広がっていくと思います。
mixiはマイミクにどう使わせるかとか、自分の友達のなかでどう流行らせるかが大事だと思いますが、モバゲーの場合はゲームというジャンルがそもそも人気があり、トラフィックも多いです。まずはゲームを楽しみながら、コミュニケーション要素を追加していくような使い方をイメージしています。
守安氏:まだ詳細は決まっていません。デベロッパーさんが作ったゲームに広告が出ていて、その広告経由で着うたサイトなどに登録すると、ユーザーに対してそのゲーム内で使えるアイテムを付与するか、あるいはゲーム内の通貨みたいなものを付与することで広告費をもらう。そして、その広告費をデベロッパーさんとシェアするようなイメージです。
自社で持っているポケットアフィリエイトというシステムとつなぐ予定ですが、それをどうやってデベロッパーさんにとって使いやすいAPIとして提供するかをいま詰めているところです。
アバターに関してもまだ詳細は決まってはいませんが、単純にモバゲーのアバターをゲーム内に表示するだけですと、あまり直接的にデベロッパーさんの収益に結びつかないと思います。
なので、たとえば釣りゲームだったら、ゲーム内でもらえる釣り竿をモバゲーのアバターに持たせられるとか、そういう工夫をすることで、竿というアイテムに付加価値が与えられるような仕組みを考えています。
10月5日の「モバゲーオープンプラットフォームForum2009」のときには発表できると思います。
守安氏:30社からもう少し増えると思います。本気で取り組んでくれるデベロッパーさんと一緒にAPIの仕様を決めて、一緒に立ち上げていきたいです。EMA(モバイルコンテンツ審査・運用監視機構)認定サイトとしてサイトの健全性を維持する必要があるので、パートナーは当初は法人に限定すると思います。その後、個人の開発者さんに広げていくかはまだ決めていないです。
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