デベロッパー側としてはmixi、モバゲーの両方にアプリを提供したいところだ。それに対しプラットフォーム側のミクシィ、DeNAはデベロッパーの囲い込みについてどう考えているのだろうか。
ミクシィの笠原氏は「モバゲーがオープン化するは、市場を一緒に広げられるので良い話。それぞれのSNSでヒットする作品の傾向は変わってくるはず」と答えた。一方、DeNAの守安氏も「ぜひ両方のSNSに向けてアプリを出していただきたい。でもユーザーの属性、使われ方、機能の違いもあるので、まったく同じアプリがmixi、モバゲーのランキングに並ぶとは考えにくい」と述べた。
さらにパネルディスカッションのモデレータから、「ソーシャルアプリはどこまで成長するのか?」という質問が出された。これに対し笠原氏は、「mixiとモバゲーがオープン化したモバイル版プラットフォームに是非参入してほしい。そこでのノウハウはいずれ世界に応用できる。いまは日本でさきがけてモバイル展開できるチャンス。将来的にはアプリ側がインフラ化していく可能性もある。PC、OS、ブラウザとプラットフォームは移り変わってきた。今後はSNSまたはSNS上のアプリが次のインフラになるかもしれない」と回答した。
また守安氏は、「モバゲーのアバター課金と同じくらいの売上げをソーシャルゲームで作っていきたい。単体のゲームで月間1億円を稼ぐゲームが出てくるといいと思う。月間100万ユーザーを集めれば達成できるはず。日本のモバイルのソーシャルゲームを全部あわせて、3年くらいで1000億円規模を実現できるのでは」との考えを示した。
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