NECは9月8日、ベトナム第2位の携帯電話事業者であるVietnam Mobile Telecom Services Company(VMS)から、超小型マイクロ波通信システム「PASOLINK NEO」約4000台を受注したと発表した。VMSは、約2900万人の加入者を持ち、2009年後半に第3世代携帯電話(3G)サービスを開始する予定だ。
今回受注したPASOLINK NEOは、VMSの3G携帯電話基地局間や、基地局と制御装置の間の通信手段などに活用される予定で、ベトナム全土に納入される。NECは、ベトナムの現行7社の携帯電話事業者のうち6社にPASOLINKを納めており、同国の小型マイクロ波通信分野で7割超のシェアを占める。VMSへも、2006年よりパソリンクを累計約2万台納入している。
PASOLINK NEOは、伝送容量の拡大や対応する通信方式の追加などを、新たなハードウェアを追加しなくても、ソフトウェアアップグレードだけでできる点が特徴。通信事業者が、通信需要の増加などにあわせて柔軟にネットワークを強化できるという。また、平均故障間隔時間が100年以上という信頼性も強みとのことだ。
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