ブラビアポストカードが携帯電話やパソコンから、テレビへ画像を送ることができ、かつ画像を絵葉書調にデザインできる。この裏側の仕組みを担っているのが、ライフログサービスLife-Xだ。Life-XにBRAVIAやPSP、PS3といった機器からもアクセスできるという特徴を利用し、携帯電話やPCからBRAVIAへ画像を送る橋渡し役になっている。
ソニーマーケティング インテグレーテッドビジネス推進部 ビジネスプランニングプロデューサーの伊東大輝氏は「画像をアップロードできるほか、動画共有サイト、画像共有サイトを登録することで、各サイトのデータをLife-Xに読み込んで一元管理できる。さらにPC以外のPSPやPS3、BRAVIAといった機器からも利用できる。ライフログをウェブクラウドで操作すること」とLife-Xを説明する。
会場内では、Life-Xの画面を実際に操作しながら機能説明が進められた。講演に登壇する様子の写真をアップロードした画面を見せることで、リアルタイム性をアピールし、アミューズメントパークで撮影した画像を園内のアトラクションごとに配置することでマップビュー表示を解説するなど、効果的な手法がとられた。
先ほど実現されたブラビアポストカードについて伊東氏は、PCから送れることの利便性を強調する。「パソコンからBRAVIAに直接画像を送れれば、過去に撮った写真も送れるし、Life-Xで一元管理していればmixiにある写真なども送付できる。いろんなサーバにあるコンテンツを意識することなく、BRAVIAに送ることができる」
また、コミュニケーション機能の解説では、「買ったもの、食べたもの、飲み会など日常のライフログを頻繁にシェアする。共通の話題をもつグループ内でウェブ記事をシェアしたりコメントをつけあったりする」と事例を交えながら紹介。合わせて7月に追加された「コンテンツ公開機能」に関しても、「Life-Xのアカウントがない人でもアクセスできる。ブログやウェブサイトなどにはりつけて欲しい」(伊東氏)とアピールした。
サービススタートから約1年。伊東氏は今後の展望を「ウェブサービスやデバイスそれぞれに存在するライフログをつなげて感動を演出すること」と言う。Life-Xでコンテンツを一元管理し、そのコンテンツをウェブで公開する。PCや液晶テレビ、ゲーム機などから共有、閲覧することでライフログをつなげていく方針だ。
最後に「ソニー製品の9割がネットワークで結びつけられる」というストリンガー氏の言葉を受け、「ネットにつながることではじめて得られる感動を演出することができる」(伊東氏)と締めた。
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