NEC、アクセシビリティに配慮した配色設計ができるカラー検査ツールを開発

 NECは9月7日、PCなど情報機器の画面に表示されるウェブコンテンツや電子文書において、高齢者や色覚特性のある人が読みやすい配色であるかどうかを判定できるカラー検査ツールを開発したと発表した。

 このツールはアクセシビリティへの取り組みとして開発されたもの。高齢者や色覚特性のある人の見え方をシミュレーションできる画像変換機能を搭載したほか、2009年度改訂予定の新JIS規格に準拠したコントラスト判定数式に基づいて、文字色と背景色の組み合わせを判定し、望ましい配色を推奨する。さらに、NEC独自の文字認識技術を用いて文字部分の特定、文字色と背景色の特定、コントラスト判定を一連の作業として自動化する。これにより、検査時間を従来比で最大66%削減できるという。

 NECは今後、このツールを8月よりNECグループ内に展開し、製品やソリューションのほか、NECが発信する情報コンテンツにおいても、新JIS規格への準拠とアクセシビリティの向上を目指すとしている。

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