ITの利活用などにより、障害者の修学・就労・生活環境を支援するアクセシビリティ。その向上を推進する人材「アクセシビリティリーダー」を育成する「アクセシビリティリーダー育成協議会」が設立された。
「アクセシビリティリーダー」は、広島大学とマイクロソフトが2004年に産学連携で人材育成の取り組みを開始。2006年からは資格制度として「アクセシビリティリーダー育成プログラム」を広島大学において本格的にスタートし、講義、実習、試験による認定をしてきた。また、認定資格取得者の研修の場として、障害者のIT利活用などを学ぶ「アクセシビリティリーダーキャンプ」をマイクロソフトと共同で実施している。
今回設立された協議会には、広島大学、マイクロソフトのほか、独立行政法人日本学生支援機構が発起人として参加。2009年5月現在では、3大学と2企業が会員として名を連ねている。
同協議会では、今後の目標として2014年3月までに「アクセシビリティリーダー育成プログラム」の実施大学を20国公私立大学に拡大するとともに、認定者を現在の93名から300名に増やすことを掲げている。
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