ファイナルオーディオデザインとエフ・アイ・ティは8月26日、筐体に金属を用いたインナーイヤーヘッドホンを発表した。クロム銅、ステンレス、真鍮が使用されている。9月上旬からオーディオ専門店や家電量販店にて販売を開始するとのこと。価格はオープン。
発売されるのは、金属削り出し筐体シリーズ3機種とスタンダード筐体シリーズ3機種の計6機種となる。
金属削り出しシリーズでは、クロム銅を用いた「FI-DC1601SC」(店頭想定価格:20万円)、ステンレスを採用した「FI-DC1601SS」(店頭想定価格:8万円)、真鍮を使用した「FI-DC1601SB」(店頭想定価格:5万円)の3機種をラインアップ。ファイナルオーディオデザインによると金属による100%削り出し筐体をヘッドホンに採用するのは業界初という。
いずれも大口径16mmのドライバを使用しており、原音再生を追求した音作りが特徴とのこと。シリコン製のイヤーチップも同梱されるが「ぜひ、金属そのままの音質を聞いてほしい」(代表高井金盛氏)とアピールしている。
スタンダード筐体シリーズは、ABS樹脂を使用したインナーイヤーヘッドホン。16mmドライバを採用した「FI-DC1600M1」(店頭想定価格:5万円)、13.5mmドライバの「FI-DC1350M1」(店頭想定価格:3万円)、「FI-DC1350M2」(店頭想定価格:1万9800円)の3機種を揃える。DC1600M1とDC1350M1には、ABS成形筐体に特殊合金を塗布し、箱鳴り音を排除したという。
いずれもケーブルには、高音質と絡みにくさを両立させた布被覆コードを採用している。
ファイナルオーディオデザインは、欧州向け製品の開発・販売を手がけるオーディオメーカー。日本市場における製品発売は今回のヘッドホンが初になるとのことだ。
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