ネットエージェントは8月20日、8月8日から8月16日のお盆期間におけるPtoPファイル共有ソフトのノード数を公開した。 「Winny」「Share」「LimeWire/Cabos」「PerfectDark」について調べたところ、いずれも前年同時期よりもノード数が増加しており、特にゴールデンウィーク以降はPerfectDarkの増加率が伸びている。
Winnyの期間中の平均ノード数は約30万で、前年同時期より32%増、ゴールデンウィーク期間(4月26日〜5月6日)と比べて36%増となった。ネットエージェントによると、Winnyの利用者数は2007年度の中盤以降緩やかに減少していたが、2009年7月にShareの利用者数が減少し始めるのと同時に増加しだしたという。「Winnyの匿名性、機能性が再評価されているのではないか」(ネットエージェント)とのことだ。
Shareの平均ノード数は約16万で、前年同時期より7%増となったが、ゴールデンウィーク期間と比較すると10%減となっている。映像関連の違法ファイルが多く、依然として人気があるという。
LimeWireおよびCabosの期間中の平均ノード数は約318万で、前年同時期に比べて12%増、ゴールデンウィーク期間より15%減となっている。LimeWireおよびCabosは、北米や欧州を中心に人気が高い。
ネットエージェントが2009年3月から集計を開始したPerfectDarkの期間中の平均ノード数は約5万1000で、ゴールデンウィークに比べて37%増と大きく伸びた。PerfectDarkは、高い匿名性と捏造ファイルの少なさから徐々に人気が高まっており、今後最も警戒が必要なPtoPファイル交換ソフトのひとつであるとしている。
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