今回の増額修正は上期(3〜9月)の上ぶれ分を通期でもスライドさせた程度のもので、下期(10月〜来年3月)だけをみれば期初の想定を大きくは変えていない。今後の自動車向けコネクターの需要回復を考慮すれば、再度の上方修正も期待される状況にある。
製造業系の企業は、経済環境が非常に悪かった時期に今期の業績計画を策定しており、第一精工もその1つ。今回の決算シーズンでは製造業系企業に好決算が相次いでいるが、多くの会社は思ったほど悪くなかった程度、と保守的な姿勢を崩していない。第一精工も含め、7〜9月から下期の動向次第では再度の上方修正余地もありそうだ。
第一精工の株価は業績予想上方修正直後の8月11日、12日と連騰し、3000円程度を上限とするレンジから上放れ。中長期的に見ても、2008年7月の高値を完全に上抜けており、本格的な上昇相場入りへのシグナルを点灯させている。
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