General Motors(GM)とeBayは米国時間8月11日、カリフォルニア州でオンラインによる自動車購入を可能にする試験プログラムを開始する。
8月11日から9月8日まで実施されるこのプログラムには、カリフォルニア州内の225カ所にあるディーラーが参加する。同プログラムは、両社のブランドを冠したウェブサイト「gm.ebay.com」から利用できるようになる。
このサイトでは、価格の比較や融資の手配ほか、中古車が「Cash for Clunkers」下取りプログラムの条件を満たしているかどうかの確認も可能だ。ユーザーが広告に提示された価格を支払うことに同意する「Buy It Now」オプションが用意され、「eBay」のオークションシステムを利用して買い値を提示することもできる。
この試験プログラムは、2008年と2009年、2010年のGMモデル2万台を対象に開始される。購入後は、ディーラーで車を受け取ることができる。
米国では、自動車を購入する際に、オンラインで情報を収集することが一般的になっている。GMとeBayは、75%以上の人が新車を購入する際にオンラインでリサーチを行っているとするJ.D. Power & Associatesの調査結果を引き合いに出した。
「ディーラーのショールームが駐車場からノートPCに拡張するにつれて、顧客は入手可能な新車在庫を閲覧して、買い値を提示し、すぐに購入するといったことをより簡単にできるようになった。ディーラーからより多くの情報を得るために、メッセージを送信することも可能だ」とGMの米国販売担当バイスプレジデントであるMark LaNeve氏は声明の中で述べた。
eBayによれば、中古車を販売する同社の「eBay Motors」サイトには、1カ月当たり1200万件の個別アクセスがあるという。
カリフォルニア州のカーディーラーであるInder Dosanjh氏がAssociated Press(AP)に述べたところによると、同氏は既にeBayで中古車を販売しており、今週、新サイトに新車在庫を掲載する予定だという。「彼らはこういうことをもっと早くするべきだったと思う」とDosanjh氏はAPに述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ
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