Mozillaが、「Firefox 3.6」の最初のアルファ版を公開した。同アルファ版は速度面の改善がなされているほか、複数の新機能を搭載する。MozillaはFirefox 3.6を先行版よりも速く仕上げようと考えている。
MozillaのエバンジェリストChris Blizzard氏はブログで「『Firefox 3』から『Firefox 3.5』までに1年かかったが、3.6のリリースには何カ月かでこぎつけたい」と述べている、
Firefox 3.6(開発コード名:Namoroka)にはさまざまな変更が施されているが、バージョン3.0から3.5へのバージョンアップに比べてその変更は小さい。バージョン3.6の特徴として、TraceMonkeyエンジンによって処理されるウェブプログラミング言語JavaScriptが高速になったこと、ページレンダリングの速度が改善したこと、ウェブサイトの外観をコントロールするCSS(Cascading Style Sheet)にいくつか新機能が搭載されたこと、複雑なレイアウトをより簡単に処理する新機能compositorが挙げられる。
一般の利用者がブラウザを多用し、さらにプログラマも洗練されたサイトやウェブ上で動くアプリケーションを多く作成するようになった今、ブラウザの世界ではパフォーマンスが重視されるようになっている。主要ブラウザのメーカーはどこも、最新版でパフォーマンスの改善を強調している。
Firefox 3.6のアルファ版は「Mozilla Developer Center」よりダウンロードできる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ
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