トレンドマイクロは7月27日、企業向けエンドポイントセキュリティソフトウェアの最新版として「Trend Micro ウイルスバスターコーポレートエディション 10」(ウイルスバスター Corp.10)を9月10日より受注開始すると発表した。クラウドとクライアントPC/サーバが連携することにより、企業のセキュリティ管理の負荷を軽減して、最新の脅威へ対応するという。
最新版では、同社のクラウド型セキュリティ基盤「Trend Micro Smart Protection Network」でも利用しているファイルレピュテーション(評価)技術を用いてファイル検索をする新機能「スマートスキャン」を初めて搭載した。
スマートスキャンは、必要最小限のパターンファイルだけをクライアントPC/サーバに配信し、必要に応じてクラウド上のパターンファイルを参照する機能。クラウド上のパターンファイルはトレンドマイクロが管理し、最新の脅威に対応するため、クライアントPC/サーバのパターンファイルを頻繁に更新せずに安全性を維持できるとのことだ。
また、現在不正プログラムの主な感染経路となっているUSBメモリなどのリムーバブルメディアを、各ユーザー企業の利用ポリシーに応じて柔軟に使用制御設定できるよう、デバイスコントロール機能を強化した。
2009年第4四半期(10月〜12月)には次世代OSのWindows 7およびWindows Server 2008 R2に対応する計画。さらに、プラグイン製品を提供することでMac OSにも対応するという。今後1年間の販売目標を180億円と設定している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス