Wi-Fi Allianceは7月23日、都内にて「Wi-Fi Alliance メディアブリーフィング 2009」を開催し、無線LAN規格「802.11n draft2.0」における今後の展開やWi-Fi技術の動向について説明した。
Wi-Fi Allianceでは、今年の下半期に予定されている802.11n標準の最終決定に合わせて実施される802.11n認定プログラムの検証において、その基本要件を変更しない方針を発表。2007年6月以降にリリースしたドラフトプログラム「Wi-Fi CERTIFIED draft 2.0」に基づく製品との相互接続性は従来どおり維持する。
また、802.11n認定プログラムでは、802.11n標準の最終仕様に追加される一部オプション機能に関する相互接続性テストが加わる。現在「802.11n draft2.0」の認証を受けている製品は、最終的な認定プログラムの中核となる要件および相互接続性を満たしているため、再テストは受けることなく承認済み802.11nロゴの使用を認められる。
Kelly Davis-Felner・マーケティングディレクターは、「802.11nは次世代のテクノロジーとして、消費者およびエンタープライズ分野両方における今後の成長要因となる」と展望を述べた。
そのほか、Wi-Fiネットワークの手軽なサポートを支援する「Wi-Fi Protected Setup」の強化や、複数のデバイス間での接続を可能にする新たなWi-Fi技術「Wi-Fi device-to-device connectivity」の利用についても今後予定するという。
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