RSAセキュリティは7月23日、企業が使用するiPhoneやBlackBerry、Windows Mobileなどのスマートフォン向けに、ワンタイムパスワードを発行するソフトウェア「RSA SecurID Software Token」を提供すると発表した。販売および保守サービスを7月31日より開始する。
RSA SecurID Software Tokenは、メールや社内ネットワークへのアクセス時において、ログイン認証に必要なワンタイムパスワードを発行するソフトウェア。発行されたワンタイムパスワードとVPN機能の二要素認証により、企業のモバイルセキュリティを強化できるという。また、スマートフォンで利用できるため、これまでのトークンのような持ち出しや、これに伴う不正アクセスなどを防止できるとしている。
パスワードは画面上に60秒間表示される。また、誰が、いつ、どこにアクセスしたかをログとして記録できるため、導入企業は的確な情報統制を実施できるという。RSAセキュリティでは、2012年に365万台に成長するとされているスマートフォン市場において、需要の拡大を見込んでいる。
対応OSは、iPhone OS 2.2および3.0、BlackBerry OS 4.2.2以上、Microsoft Windows Mobile 6および6.1。価格は、ライセンス数により異なるが、2年版ライセンスを100ユーザー分購入した場合、1ユーザーあたり4800円。また、iPhone版は、Apple App Storeから無料でダウンロードできるが、トークンを有効化するシードはRSA SecurID販売代理店が販売する。なお、保守サービスは有償となっている。
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