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検索は技術から人のつながりへ サーチコミュニティ目指す「NAVER」 - (page 2)

鳴海淳義(編集部)2009年07月23日 07時00分
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--APIを公開したり、既存のコミュニティサイトのコンテンツを再利用したりということも検討されているそうですが、具体的な計画はありますか。

森川:お話はいただいています。まだ具体的にお伝えはできないのですが、いろいろと検討しています。

舛田:基本的にはコンテンツが大量にあるサイトですね。ニュースサイトなどもそうだと思うのですが、やはりサイトの運営上、現時点で恐らくお悩みなのは、過去のコンテンツがユーザーの目に触れないということでしょう。

 そのサイト内で再利用をしようと思っても、その仕組みがないという部分がありますので、そこに関しては「NAVERまとめ」という仕組みを、たとえばOEMなどで提供させていただく。そして、そのサイトのユーザーさんが、NAVERまとめの仕組みを使ってサイト内のコンテンツをまとめていく。そうすることによって、コンテンツの再利用、活性化が図れると考えています。

--NAVERの検索はどういったロジックで動いているのですか。

舛田:ランキングアルゴリズムについては現時点で世界的にいろいろな理論等々があると思いますが、基本的なものはすべて吸収させていただいています。

 韓国で私どもがM&Aした1noon(チョヌン)という検索技術の会社が、「スノーランク」というランキングアルゴリズムを持っていました。それも一部として組み込んでいます。これは日本市場向けにかなり独自な構成になっています。

--スノーランクというのは具体的にどういったものですか。

舛田:スノーランク自体はインターネット上の情報の重複度合いによって、その情報の価値を決めていくというものです。

 ただスノーランク自体は、そもそもは韓国のインターネットの特性に合わせて設計されているものですので、メインではないです。

 やはり韓国と日本では情報の生成の仕方がユーザーによって違いますので、やはりそのまま持ってきても使えません。部分的に組み込まれているということです。

 いま中心となっているランキングアルゴリズムは、いわゆる1対1の情報には強いんですが、やはり1対Nの情報にはまだまだ弱いです。たとえばマイクロブログの情報生成の仕方には若干適合できていない部分がありますので、やはりそこはもう一度人間を中心としたランキングアルゴリズムに進化していくべきだと思います。

 検索の次のステージとして、やはり人にフォーカスさせたレピュテーションモデルをランキングアルゴリズムとして随時導入していきたいと考えています。

--1対1と1対Nの検索の違いについて、詳しく教えてください。

舛田:1対1に関しては、これはかなり西洋的で論理的なもので、1つキーワードに対してほぼ1つの答えが用意されている検索です。たとえば、ナビゲーショナルクエリなどがその類になりますが、そういったものに関してはいまの検索エンジンでもある程度対応が可能でしょう。

 ただし、たとえば「iPhone」という検索キーワードがあった場合に、「iPhone」に関して、何が知りたいのかは、ユーザーによって違うわけです。その中でいろいろな手法がいままでとられてきているわけですが、セマンティックウェブのような技術を使って、より検索キーワードの意思を明確にするというモデルもありますし、あとはパーソナライズというモデルもあります。

 ただし、この2つに関してもまだまだ十分ではありません。やはり技術的にもハードルが高い部分ですので、私どもも検討を進めてまいりますが、それとは別のアプローチとして、いまのNAVERの検索結果のように、多様な検索結果を出すということがあるのではないかと考えています。

 NAVERまとめで「iPhone」と入力していただくと、当然のことながらiPhoneの公式サイトが出てきますし、iPhoneのCMムービー、iPhoneの製品画像、iPhoneを使った人のレビュー、iPhoneの白ロムが売っている店舗など、あくまでもキーワードに対するNの部分を、統合検索の結果1ページでユーザーさんに提供することを考えています。

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