CLON Lab 代表取締役社長の中山小百合氏は、今回の発表を「BtoCサービスで蓄積したノウハウを活かした本格的なビジネス展開の始まり」と説明し、プロトタイプデモについては「リコメンドサービスの高いコンバージョン率を体験してもらいたい」という意向で公開に踏み切ったと説明する。
リコメンドできる情報は、商品以外にも各種情報やニュース、企業情報など、ユーザーの嗜好性にフィットした情報ソースを適用することも可能なほか、APIを公開することで、モバイル以外のプラットフォームにも展開できるようにした。
ベースとなるエンジンが使用する知識データベースは、これまで「CLON」で蓄積された各種データを投合したもので、今後、企業への導入が進みユーザー数や事例が増加するにつれて、学習量が増加しさらに知識が深まっていく構造になっている。
中山氏は「リコメンドの効果を発揮するには、情報およびアクセス数の大きな大手サイト・キャリアなどが最適」と説明しており、「PR/IR」「FAQやナビゲーション」「情報のプッシュ配信」3つの分野で、年内にそれぞれ事例を構築すると共に、そこで蓄積されたノウハウを活用し2010年にはASPサービスを展開したい考えだという。
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