「Windows Marketplace for Mobile」が、Microsoftの従来版の携帯電話向けOSからも利用できるようになる。この機能拡張は当初、将来予定されているアップグレードの1つとして発表されていた。
Microsoftが米国時間7月14日、ニューオリンズ州で開催されたWorldwide Partner Conferenceで述べたところによると、2009年中に、「Windows Mobile 6.0」や「Windows Mobile 6.1」からもアプリケーションストアにアクセスできるようになるという。
Windows Marketplace for Mobileは2月に、「Windows Mobile 6.5」と併せて発表された。どちらも、2009年の秋に登場予定である。Appleの「iPhone App Store」やNokiaの「Ovi Store」、そして「Android Marketplace」と競合するこのアプリケーションストアは当初、Windows Mobile 6.5を搭載した電話機でのみ利用可能になる予定だった。
Microsoftのモバイルプラットフォーム担当幹部であるTodd Brix氏のブログ記事によると、アプリケーションストアが既存の携帯電話からも利用できるようになることで、「開発者は3000万台以上のWindows Mobile搭載機器にリーチする機会を得られる」という。
Brix氏はまた同ブログで、企業ユーザーは「Windows Marketplace Business Center」という特別なカテゴリをWindows Marketplace for Mobile内で利用できるようになると述べている。このカテゴリでは、Avande UKやFormotus、Ilium Software、Pyxis Mobile、WebISなどの企業から、エンタープライズ向けのアプリケーションが提供される。
開発者は7月27日よりMarketplaceアプリケーションを登録できる。また、Microsoftは登録受付開始にあわせて、開発者コンテストを開催する予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」