欧州では、「Windows 7」の先行予約割引の対象商品が、短期間で売り切れているようだ。
いくつかの「Amazon」サイトやドイツの複数の場所で明らかに売り切れている。また、Microsoftの欧州オンラインストアも需要に圧倒されているようで、Windows 7を購入するために同ストアにアクセスすると、複数の言語でエラーメッセージが表示される。
「待ち望まれたWindows 7の先行予約割引が始まったことで、通常よりも多くの需要が押し寄せています」とMicrosoftは英語で書かれた案内の中で述べた。「そのため、大変申し訳ありませんが、サイトは現時点でアクセスできない状態になっています。できるだけ早い時期に復旧できるよう努めておりますので、しばらく後に再度アクセスしてWindows 7を手に入れて下さい」(同案内)
「Windows 7 Home Premium」と「Windows 7 Professional」をほぼ半額で提供する欧州の先行予約割引キャンペーンは、7月15日から8月9日まで実施される予定だ。ただし、Microsoftは予約できる本数に制限を設けている。米国でも7月11日まで同様の先行予約割引キャンペーンが実施されたが、米国の場合は、需要を満たすのに十分な供給があったようだ。
Microsoftは、Windows 7先行予約割引の提供数の合計や対象地域について、明らかにしていない。ドイツとフランスでは、Microsoftは「Home Premium E」エディションを49.99ユーロ(70.59ドル)、「Windows 7 E Professional」を109.99ユーロ(155.31ドル)の先行予約割引価格で販売している。英国では、Home Premiumエディションが49.99英国ポンド(82.10ドル)、Professionalエディションが99.99ポンド(164.21ドル)で販売されている。
Microsoftは欧州ではブラウザ非搭載のOSを販売しているため、欧州においては、やや状況が異なる。ブラウザ非搭載が原因で、Microsoftは現在のところ、「Windows 7 E」の「アップグレード」版を提供していない。しかし、その代わりとして、アップグレード版と同じ価格で、(旧版のWindowsがなくてもインストールできる)完全版を販売している。
さらに、すべてのユーザーは、たとえ「Windows Vista」からアップグレードする場合でも、クリーンインストールを実行しなければならないほか、自分の好みのブラウザを入手する必要がある。Microsoftは、「Internet Explorer」を希望するユーザーに対して、Internet Explorerと「Windows Live」プログラムが収録された別のディスクを提供する。
Microsoftは、今回の売り切れに関して直接的なコメントは出さなかったが、声明文の中で、同社とそのパートナーは「米国内外の消費者がWindows 7の先行予約割引プログラムをこれほど歓迎してくれたことに、興奮を覚えている」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ
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