マイクロソフト、英国で音楽ストリーミングサービスに再参入か

文:Ina Fried(CNET News) 翻訳校正:佐藤卓、小林理子2009年07月14日 09時48分

 Microsoftのインターネットポータルサービス「MSN」は、音楽サービス事業への参入と撤退を何度か繰り返してきた。しかし、少なくとも英国では、もう一度音楽サービスに挑戦するつもりのようだ。

 「MSNでは、数カ月以内に英国のMSN音楽チャンネルを通じて新しい音楽ストリーミングサービスのベータ版を開始する計画がある。現段階ではこれ以上のことは明言できないが、詳細はまもなく明らかになり、しかるべきタイミングで発表されるだろう」と、Microsoftの広報担当者は取材に対して語った。

 Microsoftがこの音楽サービスに初めて言及したのは、英国の新聞The Telegraphの取材に対してだった。

 「音楽はMicrosoftにとって重要な分野だ。われわれは、もうまもなく音楽ストリーミングサービスを開始するつもりだ」と、MSN UKのエグゼクティブプロデューサー、Peter Bale氏はこの取材で語っている。

 Microsoftはこれまでも、パートナー企業を通じて英国で音楽ストリーミングサービスを展開している。だが、今度の新しい音楽サービスは、Musiwave買収によって獲得した自前のテクノロジをベースとしたものになるようだ。

 Microsoftは、2004年に「MSN Music」でダウンロードサービスを開始したが、2年後に撤退し、次にRealNetworksとの和解の一環として、RealNetworksの「Rhapsody」を売り込み始めた。その後、MTVと共同で新サービスの「Urge」を開始したものの、やがて取り組みの中心を「Zune」のサービスとプレーヤーに移している。

この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。原文へ

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