マイクロソフトの新ブラウザ「Gazelle」の可能性--ブラウザはOSに近づけるか - (page 2)

文:Ina Fried(CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル2009年07月10日 07時45分
  • 一覧
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 Microsoftはまた、Gazelleはすぐにでも「Internet Explorer(IE)」を置き換えるものではないことをはっきりさせようとしている。IEは、Mozilla Foundationの「Firefox」、Appleの「Safari」など競合するブラウザにシェアを奪われている。Microsoftはまだ、Gazelleを何らかの形で製品化するとは確約していない。つまりGazelleは、今のところ、自社の研究所内で温めている多数のプロジェクトの1つにすぎないということだ。

 しかしMicrosoft社外の多くの人は、このブラウザがついに、「Netscape」の初期のころにMicrosoftが示すかもしれないと多くの人が想定した優位性を示し始めたと見ている。一部の人々は、Googleが「Google Chrome」を提供すると決定したのは、従来のウェブページに対応する代替手段を提供するというより、自社のウェブアプリケーションを動かすためのエンジンを持つことが目的だったと考えている。

 Wang氏は、現在のブラウザは、それぞれのブラウザタブを独立させ、1つのタブがクラッシュしてもブラウザ全体が巻き込まれないようにすることで、正しい方向に踏み出していると言う。さらに同氏は、ChromeとMicrosoftの「IE 8」はウェブブラウジングの信頼性を向上させる方向に進んではいるが、もっと思い切った処置が必要だと主張する。

 「Gazelleは、ChromeやIE 8などのこれまでのブラウザとは、大きくかけ離れたものになると思っている」(Wang氏)

 Gazelleは現在まだプロトタイプにすぎない。実際のレンダリング技術の多くを、IE自体から借りている。Alexa Internetのランク上位20のウェブサイトのうち19サイトを表示できるが、まだできないこともたくさんある。またIEより動作が遅い。特に新しいウェブサイトを開いたときに遅くなる。

 しかしWang氏は、GazelleはMicrosoft(そして業界全体)に、ブラウザがどのように進化すべきかというロードマップを提供していると言う。

 「これが進むべき正しい道であり、現実的な道になりうると考えている。多くの作業が必要な道でもあるだろう」(Wang氏)

この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。原文へ

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]