M・アンドリーセン氏の新ベンチャーファンド--その目的とビジネスモデル - (page 2)

文:Rafe Needleman(CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル2009年07月09日 07時30分
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 筆者はAndreessen氏に、たとえそうだとしても、現在そして当分の間、ベンチャー投資企業にとってエグジット、すなわち投資先の会社の上場や売却への道は閉ざされているのではないかと尋ねた。Andreessen氏は、「エグジットの問題があるとは思わない。価値のある企業が不足しているのだと思う」と答えた。同氏は、エグジットはあるが、ただ多くないだけだと指摘し、次の例を挙げた。Data Domainは約20億ドルで激しい入札競争の最中にあり、Pure Digital TechnologiesはCisco Systemsに5億9000万ドルで買収された。Opsware(Andreessen氏の企業)はHewlett-Packard(HP)に16億ドルで買収され、OpenTableは株式を公開し、LogMelnは最近、新規株式公開(IPO)を申請した。

 Andreessen氏は続けて、「問題は、価値のある会社が作られていない点だ。ずっと作られていない」と述べている。同氏によると、最終的に年間1億ドルを売り上げる技術系企業が年間で平均15社設立され、これらの企業がベンチャー産業全体の利益の97%に寄与しているという。「優れた創設者はそんなに多くはいないということだ」(Andreessen氏)

 Andreessen Horowitzのビジネスモデルは、設立したばかりの会社を選んだ場合、小さな会社が最小限の経費で製品を開発している間は、小額の資金(3人から5人のエンジニアを9カ月から1年間雇うのに十分な資金)を投資するというものになる。新しいウェブベースの開発とホスティング製品によって、開発は速く安くなる。Andreessen氏は、早い時期に役員の座に着くつもりはない。会社がもっと多くの利益を上げるまで、役員会はまったく必要ないと考えるからだ。

 製品が完成したら、続いて500万から1000万ドルを出資し、営業担当、役員会、そしてマーケティングや人事といった頭痛の種を持つ企業への移行を支援する。

 Andreessen Horowitzが行うことは画期的なことではない。タイミングは変わっているが、その方針は分かりやすい。あらゆる技術系起業家がそうであるように、構想はこの話の始まりにすぎない。話の続きは実行である。Andreessen Horowitzが成功する起業家や企業を選べるかどうかはまだ分からないが、同社のつながりやAndreessen氏の経歴を持ってすれば、チャンスはある。

この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。原文へ

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