NTTとNTTレゾナントは6月29日、ブログ記事における質問や回答のやりとりで、ブロガー間のコミュニケーション促進を図るネットサービス「ブログレンジャーQA」を発表した。同日から2010年5月31日まで、実証実験として提供する。
ブログレンジャーQAは、質問形式で投稿したブログ記事を自動で分析、タグ付けし、仮想の地形図上に質問テーマを表示するサービス。質問テーマは吹き出しとして表示され、投稿数の多いテーマほど、タグマップの大陸が大きくなる仕組みだ。これにより、ブロガーが興味のあるテーマや、ブログ記事の質問や回答のやりとりを一覧で把握できると共に、ブログ記事のネタ探しとして活用できるとしている。
質問を投稿するには、“ブログレンジャー”というキーワードを文中に記載することで、ブログレンジャーQAが自動で質問ブログとして認識。その後15分ほどで、質問テーマがタグマップに表示されるという。
一方、質問に回答する場合は、「キーワード検索」機能やタグマップ上から質問テーマを検索。自分のブログ記事内に質問ブログ記事のリンクを記載して投稿することで、質問ブログと回答ブログがひも付けされ一覧で表示されるという。また、回答したユーザーが質問ブログをトラックバックすることで、質問者へ回答の通知がされる。
今回の実証実験では、NTTサイバーソリューション研究所とNTTコミュニケーション科学基礎研究所が、BLOGRANGER TGにおいて開発したブログから抽出した単語の統計情報を集約。1カ月分のブログ記事約3000万記事を分析し、タグマップには5000個のタグがあるという。これらの情報を元に、任意の文章に対してタグを付ける「オートタギング技術」と、タグ同士の関連性を地形図として可視化する「トピック空間可視化技術」を利用している。
ブログレンジャーQAでは今後、質問数やクリック回数などのランキング機能や、ブログパーツなどの提供を予定しているとしている。
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