ソフトバンクモバイルは6月26日、iPhone 3GSの発売を開始した。午前7時より先行販売した表参道店には、多くの予約者や報道陣が詰めかけた。
前夜にはソフトバンク表参道での購入予定者を対象に「iPhone 3GS発売記念前夜祭」を開催。およそ350人が参加したという。1000人以上が行列を作ったiPhone 3Gの発売時のような混乱はなく、今回は6時時点で190人程度と比較的落ちついていた。
オープニングセレモニーには、ソフトバンクモバイル社長の孫正義氏が登場したほか、スペシャルゲストとして白戸家ファミリーとしておなじみの上戸彩氏も駆けつけ華を添えた。
冒頭の挨拶で孫氏は、「(新モデルを)何日か前から使っているが、非常にいい。この1年、iPhone 3Gを毎日使って生活が変わった。インターネットへのアクセスが3倍以上に増え、音楽を聴くことも写真を撮ることも3倍に増えた。これからはビデオを撮ることが10倍以上に増えるのではないか」と、iPhone 3Gの登場によりライフスタイルが変化したことをアピールした。
さらにはゲストとして登場した上戸彩氏をステージ上でさっそく動画撮影し、その場で上戸氏と動画を楽しむ一幕も見せた。
また、病気で療養中のAppleの最高経営責任者(CEO)であるSteve Jobs氏のことにも触れ、「インターネットが生活の一部になるすばらしいものを発明してくれた。Jobsは手術の成功で元気になっていると聞いている。この情熱を手にできる幸せ、精魂を込めてiPhoneの世界を作り出したJobsに感謝し、この日を迎えたいと思う」と語った。
最初のiPhone 3GS成約者となったのは、文京区から来たという学生の藤本泰介氏だ。25日午前9時50分から並んだという。iPhone 3Gは持っておらず、初のiPhoneになるという。
映像に興味があり、動画撮影機能とYouTubeに簡単にアップできるところに惹かれて購入を決意。藤本氏の父はトマトのオーナー制度の農場を営んでおり、オーナーに安心感を与えられるよう「今日のあなたのトマト」といった映像を流してみたいと話す。
購入後には、出入り口付近でさっそく開封する人々の姿が見られた。そのうちの一人が、iPhone 3GSのかぶりものをして並び、注目を集めていたGIZMODOスタッフの遠藤充氏だ。さっそく使用しながら「速くなり、ストレスなく使えるようになった」と笑顔を見せた。
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