家電量販店のラオックスは6月25日、中国の家電量販である蘇寧電器と日本観光免税2社との資本業務提携を締結すると発表した。2社を引き受け先として約15億円の第三者割り当て増資を実施する。
ラオックスは、家電製品販売を中心に、免税品、楽器などの販売事業を手がけているが、ここ数年で業績が悪化。2008年には郊外型家電事業から撤廃や事業規模の縮小など、リストラ策を打ち出していた。
今回の資本業務提携では、蘇寧電器の情報システム、物流サービスなどのノウハウを取り入れること、ラオックスと蘇寧電器の両社が売れ筋商品を互いに供給したり、プライベートブランド商品を開発したりしていくことを目的に実施したとのこと。
また、すでにフランチャイズ契約を結んでいる日本観光免税とは、今後拡大が予想される来日観光客、在日外国人のニーズを取り込み秋葉原地区での免税店販売事業を強化するとしている。
ラオックスでは、来る7月24日に臨時株主総会の開催を予定。その決議を持って、取締役4名と監査役2名を両社から受け入れるとしている。
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