島根三洋、世界的な需要を受けHIT太陽電池の生産ラインを増強

加納恵(編集部)2009年06月23日 19時20分

 島根三洋電機(島根三洋)は6月23日、HIT太陽電池セルの生産ラインを増設すると発表した。2010年4月の稼動を目指す。これにより、島根三洋の生産能力は220MWとなる。

 今回の生産ライン増設について、島根三洋では「グリーンニューディールなど今後の世界的な太陽光発電システムの旺盛な需要に対応するため」としている。

 新ラインは、2008年11月に1階で生産を開始した第3工場の2階に導入される予定。現在、第2工場、第3工場を合わせて130MWの生産能力を有しており、新ラインが稼動すれば加えて90MWの生産が可能になるという。

 三洋電機では、もう1つの太陽電池生産拠点である大阪府貝塚市の二色の浜工場でも、新棟を建設すると発表しており、こちらは2010年末には稼動を開始するスケジュールだ。

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