MonotaROでは今回の株式取得、償却とともに、2009年中の東証1部への市場変更を行うべく、7月をめどに市場変更の申請を行う旨の決議を行ったことも発表している。
東証1部市場への市場変更は企業のランクアップであり、信用度の向上につながる。また、東証1部市場に上場する企業のすべてが算入される株価指数、TOPIXにも算入されることととなり、この指数に連動した資金運用を目指すファンドによる買い付けも見込まれる。ベンチャー企業としてのイメージは後退するが、一般的にマイナス視する向きは少ない。
ニッチ分野で活躍する、成長性の高いネットベンチャーとして注目されてきたMonotaROだが、株主異動を経て、東証1部上場企業を目指す展開となっている。もちろん、申請した企業のすべてが東証1部市場に上場できるわけではないが、MonotaROのように公言する企業は少なく、会社側の市場変更への自信の高さをうかがわせている。足もとの小型株人気にも乗って、買いが先行する展開が続きそうだ。
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