同サービスで現在注目されているタイムラインは「日本史・合戦タイムライン」だ。250以上出来事とが登録されており、閲覧数は100万回を超える。作成日が2007年3月ということを見ると2年以上かけて作成されている力作だ。ブログやSNSの日記は構造上、時間の経過と共に過去のコンテンツは埋もれていく傾向にあるが、このようなコンテンツはWikipediaなどと同様に時間をかけて作成されていくといった特徴がある。
TimeLineでは各タイムラインに関する詳細データが豊富なのが特徴。たとえば各データの「閲覧数」「人気」などの評価や「詳細の公開設定」「RSS」「タグ」の設定が可能。HistyがSNSをベースにしたクローズドなサービスであるとするならば、@nifty TimeLineはオープン性を重要視しているように見える。
6月に公開されたのは、自分史の作成に特化した「NENPYO」。コンセプトだけでなくデザインや構成などにシンプルさが貫かれているのが特徴で、「出来事」の入力項目も「時間」「できごと」「場所」「写真」のみに設定されている。
他サービスが「各年表ごとの時間軸」が重視されている点に対し、NENPYOでは1つの時間軸の上に「個々の時間軸」が重なり合っているというような構造だ。これは自分史をベースにしているため、尺度が長くても100年前後といった共通点があるからだろう。それにより、たとえば「この日」は他の人が何がしていたのだろう、という点がわかるのが楽しい。たとえば、私の20歳の誕生日付近では「ドラクエ7は残念なゲームだった」「16歳。献血開始 」といった出来事が投稿されている。友人とのリンクにより友人たちとの年表比較も可能。
NENPYOを運営するのはサンコなども手がけるdaiskip氏。同氏はNENPYOについて、「ブログやミニブログが『今』を書くサービスだとすれば、NENPYOは『過去』を記録して書くためのサービス」と説明している。
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